《佐賀編》
JR肥前大浦駅から車で約5分ほどの場所に位置する「太良嶽温泉 蟹御殿」は、潮の干満差が日本一を誇る有明海沿いのリゾート施設。露天風呂や客室、お食事処からは時間によって表情が変わる海面と、悠然とそびえたつ雲仙普賢岳が一望できる。全4室の離れと2023年の春にリニューアルした本館客室のほか、フルオーシャンビューの大浴場と2種類のサウナ、「竹崎カニ」をふんだんに使用した会席料理が堪能できるなど、心が満たされるおもてなしを体験しよう。
年齢層に幅がある家族旅行では、食事内容にも気を使います。大人と子どもでは食べるものも違うし、若い人と年配の人では好みも違います。最近ではビュッフェの食事に力を入れている宿も多く、大人から子どもまで喜ぶ多彩なメニューに加え、贅沢食材を使った豪華メニューや郷土料理を取り揃えているところも。また、「お子さま会席」などの子ども用メニューがあればそれを頼んだり、別注料理で好みの料理を追加するのもおすすめです。
全 9 施設
大正14年創業の「大正屋」は、嬉野温泉街の中心にありながら、杉木立に囲まれた閑静な湯宿。“日本三大美肌の湯”のひとつ、嬉野温泉の自家源泉を有しており、男女2ヵ所ずつある大浴場や、客室の内湯でたっぷりと堪能できる。大浴場は、湯船を囲むように緑が植えられたり、人工滝が流れる日本庭園を間近に望めるなど、まるで露天風呂のような趣。また、宿泊ゲストは「大正屋グループ」の宿「湯宿 清流」と「椎葉山荘」の温泉施設を自由に利用できるので、湯めぐりを存分に満喫したい。
嬉野の中心街からひと走り。「椎葉山荘」は緑深き椎葉山とのどかな棚田に挟まれ椎葉川沿いに佇む。木々のざわめき、川のせせらぎ、鳥のさえずり、虫の声。音なき音が四季折々の渓谷美と相まって、訪れる人々の心を解きほぐす。そんな渓流沿いの一軒宿では、何もしない贅沢を味わいたい。2014年「人間国宝に学ぶ有田焼の世界とクルーズトレイン『ななつ星 in 九州』の旅4日間」の1泊目にも選定された、静謐な宿で、名湯・嬉野温泉に癒されのんびり寛ぐ至福のひと時を。