《京都編》
智恩寺にある“文殊堂”の奥、年輪を重ねた木立に囲まれた小さな岬に佇む「松露亭」は、数奇屋造りの木造総平屋。宿名は、作家の故・藤本義一氏に「天の橋立の松の葉先に結ぶ露、旅の宿で人の結ぶ縁の深まりに思いを寄せる」と記されたことで、「松露亭」と命名。緑あふれる庭園の先には、阿蘇の海、日本三景「天橋立」の松林が美しく続き、朝夕または四季折々に違う表情を魅せる自然が一望でき、心穏やかな気持ちで寛げる。また、ナトリウムを多量に含む“美肌の湯”で、旅の疲れを癒したい。
大きな宿もいいけれど、特別な時間を楽しみたいならば客室の限られた旅館・ホテルもおすすめ。静寂に包まれ、ファシリティもこだわりのものばかり。スタッフのサービスもきめ細かく、まるで自分たちの別邸にいるかのようです。思い切り羽を伸ばし、大切な人とゆったり過ごす特別なステイを。
京都から車で約45分、亀岡市の山奥に佇む宿泊用コテージ・レストラン・チャペルなどを兼ね備えた施設。イギリスに魅せられたオーナーが細部にまでこだわり、施設内に古き良き英国の田舎風景を作り上げている。至る所に現地で買い付けたアンティークが飾られ、まるで絵本や映画の中にいるような不思議な空間に。宿泊はB&Bスタイル(一泊朝食付き)。一棟貸しのコテージが全5棟あり、お洒落なシャンデリアやベッドなど、棟ごとに異なる趣向を凝らしたインテリアが並ぶ。イギリスの風景に包まれて、他にはない旅行体験を愉しみたい。