《埼玉編》
秩父の自然とブドウ畑の中に佇む、7室のみの小さな旅館。宿泊できるのは中学生以上の大人のみ。「お帰りなさい」と出迎えて「いってらっしゃい」と見送ってくれる家庭的な雰囲気で、また戻ってきたいと思わせてくれるような宿だ。そこには、宿泊者への“おもてなし”とはまた違う、人と人とのふれあいから生まれる居心地の良さがある。“お客様”ではあるが“他人”ではない、“私”と“あなた”という一対一の関係が、心和む空気を作りだしているのだろう。秩父の静かな里で、大人の癒しを満喫したい。
近年では、湯処にさまざまな趣向を凝らした施設も増えてきています。貸切風呂を複数備え、檜の風呂や壺風呂、岩風呂などと、それぞれ趣の異なる湯船を取り揃えている湯宿もあるので、宿の中で湯めぐりするのもまた楽しそうですね。また、サウナやジャグジー、岩盤浴といったスパ施設や、専用の湯上がりラウンジを設けている施設もあります。興味のある湯宿を探して、“命の洗濯”をする湯浴み三昧の旅に出かけましょう。