《奈良編》
古くから桜の名所で知られる吉野山に立つ旅館「竹林院群芳園」。もともとの名は聖徳太子が建立した「椿山寺」で、後に「竹林院」に改名された。豊臣秀吉や数多くの文人墨客の宿として愛され、なかでも千利休が作庭し、“大和三庭園”にも認定されている庭が有名だ。館内には豊臣秀吉が吉野山観桜時に使用した茶弁当、狩野元信の屏風「夏冬芭蕉」などの絵画や伝統工芸品が展示されている。都会の喧騒から離れ、先人の姿を思い浮かべながら、世界遺産にも登録された吉野山の歴史に触れてみてはいかが。
大自然との一体感を味わいたいなら、露天風呂がおすすめ。雄大な山を眺め、四季の景色を楽しみつつ、川のせせらぎや鳥の声を聞けば、心身ともにリラックスできます。景色をひとり占めできる露天風呂付き客室がある宿や、雪化粧した山々や高地ならではのパノラマビューが見られる絶景宿も人気があります。宿の場所や時間、季節によっては、幸運に恵まれれば、眼下に雲海を見ながらお風呂に浸かる得難い体験をすることもできます。
全 3 施設