《大分編》
胃腸病特効泉として名高い大分県・湯平(ゆのひら)温泉にある湯宿。江戸時代より続いた古き良き旅館を受け継ぎ、風格のある空間と落ち着いた雰囲気を演出している。食事は、いけすを備えた「鷹勝」らしい豪快かつ繊細な料理や、大分県の地酒「西の関」などこだわりのお酒を用意。客室は、大正時代建造の本館に6室と、明治維新の偉人の名を冠した離れ6棟8室から成り、いずれも風情にあふれ味わい深い。心のこもった笑顔のおもてなしも素晴らしく、ひと晩過ごすとまた戻って来たくなる場所だ。
100の地域があれば、100通り以上もの味わいがある郷土料理やご当地グルメ。その土地の気候・風土に育まれた地元特産の食材を使い、そこに住む人々が生活のなかで大事に受け継いできた伝統の調理法で提供される料理の味は、旅の思い出とともに舌と胃袋に深く刻まれます。また、旅先で一度は食べてみたいご当地グルメや名物料理などを、夕・朝食のバイキングなどでラインアップしている宿も多いので、ぜひチェックしてみましょう。
大分県・久住山系のふもとに広がる自然豊かな約3万坪の敷地に、茅葺き屋根の母屋を中心にして、旅籠長屋タイプの客室と一戸建ての離れが点在する宿房。地産地消の食材を使った料理が大きな魅力になっており、渓流の宝石といわれるエノハ(ヤマメ)や「おおいた豊後牛」をはじめとする地物、季節ごとの旬の山の幸、自家菜園の地野菜やハーブ、平飼い卵などを使った創作料理を楽しめる。ソムリエが厳選したワインを常時50種類以上、約500本用意。好みに合わせて、食事との最良のペアリングをソムリエがアドバイスしてくれる。